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2013年03月14日 (木) | Edit |
みなさんこんにちは。
日本は暦の上では啓蟄をすぎ春分の日も間近。春一番も吹き桜の季節ももうすぐそこに、といった季節となりましたが、イスラエルには早々と夏がやってきました。

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今週末こそ若干気温が下がりますが、もう外は日焼け止め+サングラス+帽子必須の暑さです。東北人には生きづらい季節となって参りました。この国で過ごす4度目の夏となりましたが、まーーーったく慣れる様子がありません。とほほです。そろそろ本気で夏は外出しなくていいようなシステムを考えないと、弱っていく一方です、ワタシ・・・。


ところで日本ではPM2.5に黄砂、さらには放射性物質の飛散が問題となっているようですが、イスラエルは目下、エジプトからのバッタの飛来で話題は持ち切り。

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【ネゲブ砂漠、中東を襲うバッタの群れ】

エジプトを襲ったサバクトビバッタの群れはさらに東に向かい、イスラエル南部地区に達した。イスラエル農業省は3月5日、ネゲブ砂漠のクメヒンという村の近くにバッタの大群を確認と発表。同省は3月6日に燻蒸による駆除を試みるとしている。(3月11日、ナショナル・ジオグラフィックニュースより)

ちなみに、何とバッタはユダヤ教の食事規定「コシェル(カシェル、コーシャーとも)」で「清い(食べていい)動物」とされております。ニュースでは虫採り網を振り回し、嬉しそうにバッタ採りをするユダヤ教の宗教家たちの姿が放映され「うぇえ・・・」と思っていましたがまあ、まだまだエジプトとの国境近くのネゲブ砂漠での話、テルアビブへの飛来はないだろうとタカをくくっていたのですが、



上記ニュースの次の日、15センチはあろうかという巨大バッタが我が家の寝室の壁に涼しい顔して張り付いてました。



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乙女のような悲鳴を上げる旦那 (←虫ニガテ)



寝室のドアを閉め、速攻お隣さんに助けを求めに走る私たち(苦笑)。幸い、勇敢なお隣さんのお母さんが素手にビニール袋であっさりと捕獲してくれました(神!)。さすがにテルアビブでは大群で見ることはなかったものの、何とも恐ろしい経験でした・・・。

さて、このバッタの飛来のニュースを旦那の実家でお義母さんと一緒に見ていたときのこと。日本人はバッタ(イナゴ)食べるの?とお義母さんに聞かれました。

いや、食べないよ、ただ、おばあちゃんは昔食べてたと言ってたよ。

続けて、もちろん戦後の食糧難の頃の話ね。と説明しようとしたらお義母さん、

ああ、ハナのおばあちゃんは日本人じゃないんだね。


日本人同士なら、この会話「はっ?なに言ってんの?!」って感じだと思いますが、イスラエル人にとっては至極自然な考え方なのです。

例えば旦那の家族ひとつとっても、旦那はイスラエル生まれ育ちのイスラエル人ですが、ご両親と上の方のきょうだい数名は(彼は7人兄弟の末っ子)はリピアのトリポリという都市の出身。旦那のすぐ上のお姉さんの旦那さん、その上のお兄さんのお嫁さんはロシア人で、甥っ子の前の奥さんはエチオピア人でした。この程度のミックスはまったく珍しくもなく、前の同僚など両親祖父母の全ての出身国が違い、自身はオランダ・アムステルダムで育った後イスラエルへ移住してきており、5カ国語を話しました。

更に言えば、ムスリムとジューイッシュのカップル、クリスチャンとのカップルだっている。三大宗教の聖地があることでも知られるこの国は、まさに人種、宗教の坩堝です。以前は少なかったアジア系との結婚も、介護などの担い手としてフィリピンやインド、ネパール人が流入してきたことでミックスがすすみ、昨日もシュークと呼ばれる青空マーケットの台所用品店のオッチャンが「中国人か?俺の嫁はネパール人だぜ」と話しかけてきました。フィリピン人妻のいる行きつけのパン屋さんのオッチャンはいつも私に愛想がいいです。

元々イスラエルは「ユダヤ人のために」建国された国であり、未だにユダヤ教徒同士でないとイスラエル国内の結婚が認められないのですが、現実には、異国出身者同士・異教徒同士が愛しあうこと、ミックスは誰にも止められないのです。


随分以前の投稿で「イスラエル人の性質を言い表すならばまさに “二律背反性” という言葉がピッタリだ」と書いたことがあります。イスラエルという国家と国民は常に、一見相容れないような矛盾した出来事、二律背反性を内包しています。それは、みんなが違って当たり前の環境で育つために ”受容性” が育まれ、結果「違うことは特別で素晴らしいこと」という意識が自然と根付いているからと言えないでしょうか。生い立ちも文化も違う人間たちが集まり暮らすので、皆徹底的に話合い、受け入れ合います。たとえ一見矛盾したようなことでも、です。平均的・没個性であることが美徳とされる日本とは対局をなす世界です。

イスラエルは民族主義色のきわめて強い国というイメージがあると思います。それは事実ではある一方、市民レベルではまだまだ形骸化しない民主主義が活きている国でもあります。人々は「私はこう思うけど、言ったところで何も起きないだろう」とは考えていません。皆が思ったことを話合い、結果必ず民主主義的解決がなされる。どうしようもないのは政府の上層部と、既得権益を失いたくない一部のハードコアな宗教家と、頭が固いまま死んでいこうとしている気の毒な人たちだけです。この国は素晴らしい国になる可能性を持っているのに惜しいことだといつも思っています。


10代の頃は左翼のユースメンバーとして活動していた旦那と、右翼で宗教家なお義父さん。お義父さんが「神様はなあ・・・」と話そうとすれば旦那は「お父さん、もう20年もこの話してきたろ。神はいないよ、それが俺にとっての真実だ」と笑って答える。喧嘩している訳ではありません。2人とも異なる意見を持ち、若い頃は衝突することもあったけど、それでも家族は家族。受け容れ、認める。これがイスラエリーの「受容性」と「二律背反性」を育むのだと思います。


そういえば、みなさん「PechaKucha」ってご存知ですか?Wikipediaでの説明はこちら

PechaKucha(ぺちゃくちゃ)とは日本発のプレゼンテーション形式で、プレゼンテーターは20枚のスライドを1枚あたり20秒を使ってプレゼンテーションを行います。そのプレゼンテーションが行われるイベントは「PechaKucha Night(ぺちゃくちゃないと)」と呼ばれ、現在までに世界500都市以上で開催されたそうです。
そのPechaKucha Nightが発祥の日本を抜いて、世界で最も活発に行われているのがテルアビブだそうで、それもイスラエリーの「受容性」あってのことだと思いませんか?私はこの話を、旦那の幼なじみのロシア系イスラエル人から聞きました (^-^)



イスラエルでは野良猫は保健所で残酷に殺される代わりに、去勢後片耳をちょっと切られて街に再度リリースされます。テルアビブが猫の街といわれる所以です。

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イスラエル人は猫が大好きです。

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最近発酵食品の素晴らしさに目覚め(日本にいたときは当たり前すぎて気がつかなかった)、塩麹や味噌、はては納豆の自作まではじめました(笑)とても調子がいいです☆

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2011年08月22日 (月) | Edit |
イスラエルでは、先月末ころから物価や家賃高騰への小さな抗議デモに端を欲する大規模な市民運動が盛んに行われています。(その後の南部エイラットでのテロ勃発で影が薄くなりましたが)あっ、テロについて色々メッセージいただきますが、やっぱりテルアビブは全く影響がありませんのでご心配なく・・・私は元気です。

ところでこの市民運動について、日本ではどう報道されているのか・・・Yahoo!ニュースで検索したところ、かろうじて1件の記事がヒットしましたが、この出来事自体はトピックも作成されず単発の報道扱いでした。そもそもどのような経緯でこの運動が現在に至るのかは概ね以下のとおりです。


◯ カッテージチーズ高い!不買運動成功、値が下がる

◯ だったら家賃も!テルアビブで学生らが家賃高騰への抗議デモ

◯ 賛同者たちが次々と参加・大規模化、参加者がロスチャイルド通りを占拠

◯ 趣旨に賛同してない人たちも次々と参加、運動の目的にも多様性が生まれ

◯ 運動最盛期は夜ごと、賛同の有名歌手によるコンサートなども開催され

◯ 各地に飛び火、最盛期は合計20万人近くの運動となり

◯ テロ勃発以降人々の口の端に上らなくなる。 ←いまここ


だいぶ時間が経ってから昼間ロスチャイルド通りを歩く機会がありました。
テレビで見る圧巻の人数と盛り上がりとは裏腹に、昼間のデモ会場は疲れに満ちた景色。相変わらず遊歩道はテントで埋め尽くされてはいましたが、それらのテントは「ただ置いてあるだけ」のものが殆どという印象。
昼間はそこを離れ日常の中で仕事をし、夜にはロスチャイルドでデモに参加して、その後はテントではなくて自宅で寝ているひとが殆どなのでしょう。その恣意的な情熱にバランスの悪さを強く感じる。

もっと言うと、この運動に感じるはずの共感や喜び・・・それらがユダヤ教徒でもイスラエル人でもない私には全く感じることができなかったんですね。それに手段そのものも「もっと建設的なことしろよ」の域を出ず稚拙に過ぎる。私の中でのこの運動に対する思いは正直そんなところでした。

そのまま正直を先日、ボニョさんの義兄アンドレイに伝えたところ「俺も全く同じだよ」との意外な返事。あ、そういえばアンドレイさん、現在イスラエルで暮らしていますが、元々はモスクワで15歳まで生まれ育ったロシア系ユダヤ人。ユダヤ人ではあるけどイスラエル人ではない。そんな彼から気休めにもならない「イスラエル生活の心得」のアドバイスを貰い、納得至極。

昼間はカラのテントを路上に置いて自分は屋内で快適生活。夜は建国以来の大規模デモに参加、また帰宅して普通の生活をする。この二律背反性こそがザ・イスラエリー。一つの物事に対し、相反する価値が共に存し、葛藤するが(本人の中では)矛盾はしない。

今回の運動に限ったことではない、まさに「アンビバレント(ambivalent)」の象徴、それが私にとっての「イスラエル」と「イスラエリー」そのもの、であります。アンドレイはこういう風に脳内で処理したらこの国で暮らすのが楽になった、とも言っていました。楽になるどころか、まだまだイライラの私は修行が足りないみたいです☆


あ、そういえば抗議デモが始まって数日後、デモ会場近くのアパートに住む知人の元に大家さんから電話が来て「次の更新時には家賃1000シェケル(約2万4千円)上げるから!」と突如宣告されたそうです。


え、デモ・・・逆効果!?


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