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2014年08月09日 (土) | Edit |
日本に渡航経験のあるイスラエル人の友人曰く

「日本の夏は、お湯の中を歩いているみたいだ」

とは実に言い得て妙。

嗚呼、日本の夏はイスラエルより暑かった。


東京出張&帰省を終え、昨日早朝に約2週間ぶりにテルアビブに戻って参りました。日本にお住まいの方はまさかとお思いでしょうが、同じ気温なら湿度の高い方が暑く感じます。お肌には良くないかもしれませんが、イスラエルの湿度が低い夏に慣れてしまっていたようで、数年ぶりの日本の夏に徹底的にやられました。それでなくとも短い2週間の日本訪問で、そのうち3日を仕事、4日を体調不良で寝込んで過ごしたため、自分でも驚くほどあっという間に帰国の途に着くこととなりました。

今回の日本訪問、前半は出張でしたので上司随行。アジアどころかヨーロッパを出るのも初めての「俺を日本でひとりにするなよ、おまえと離れたら10分で死ぬ」とのたまう役立たずなオランダ人上司を引き連れて、すでに離れて10年も経つ殺人的な気温湿度の街で、プライベートでも仕事でも飲みまくり(普段イスラエルではほとんどお酒は飲みません)。そりゃ体壊すわ!楽しすぎてついはしゃいでしまいました。

上司も楽しんだようで、間違いなく人生最高の旅であったと力説(すでに出張だったことはキレイサッパリ忘れている模様)。いっしょに銀ブラしながら「日本人はみんな小さくて可愛いし素晴らしく礼儀正しい。食べ物は全てが夢のように美味しかった。街は世界で一番オーガナイズされている。おまえはこの国を離れて旦那のためにイスラエルに来たのか?考えられないよ!」と絶賛。旦那とまったく同じこと言ってるよなあ・・・と可笑しくなりましたが来年以降も必ず出張でこようぜ!との約束にブチ上がり!


やったー!また(会社持ちで)帰省できるぅ〜!


なお今回の教訓を生かし、次回からは春か秋に訪れることにしようと思います・・・。


東京では久々のメンバーと楽しい夜を過ごしました。
会いにきてくれたみんな、本当にありがとう!大感謝です!







さて今回の帰省は出発前からトラブルの連続でした。最初に大韓航空でチケットを予約したものの、先月テルアビブの空港近くにミサイルが着弾したことを受け、大韓航空は7月中の全てのテルアビブ発着フライトをキャンセルすると発表しました。そこからトルコ航空に変更、更にそのフライトも欠便となり、最終的には「何があっても運休しません」と最初から宣言していたイスラエルのエルアル航空に変更。なんと、チケットが決まったのは出発2日前でした。

日本出発時点では帰りのフライトはキャンセルされていなかったものの、この調子だとキャンセルになるだろうなあと思っていたら案の定。そして変更後のフライトはなんと、香港で8時間以上の乗り換え時間があるもの。

キー!ひどい!!とはじめは不運を呪いましたが、そういや最後に香港へ訪れたのは1997年、中国返還前のこと。香港はどこに行くのにも交通網も発達している便利且つコンパクトな街。こうなったらその間弾丸香港ツアーでもしちゃえ!と行ってきました。雨の予報でしたが曇りで、さして暑くもなく久々の香港を満喫しました。


羽田ー香港はJAL便利用でしたが、なんとビジネスクラスにアップグレードされました。ラッキー!
羽田国際空港内のJALサクララウンジが無料利用でき、のんびりとおいしい朝食+生ビールをいただきました。



香港空港から香港駅までのチケット。静かで快適なMRTです。



香港駅の中央バスステーションからバスで約40分。ビクトリアピーク(太平山)、標高554mの夜景の名所です。生憎の曇りでしたが、海まで見渡せる景色に満足でした。



ピークにある100年超の歴史を誇るレストラン「ザ・ピーク・ルックアウト」にて青島ビールをのんびりといただきました。この後、下山のバスの運転が乱暴で吐きそうになり、コーヒーにしとけば良かったと後悔。



香港空港に戻ってからは、メンバーシップを持っているプレミアムラウンジ(メンバーは世界中の空港ラウンジが無料利用可能)で食事&休憩。空港内で高いお金を払ったレストランよりはるかに美味しい食事が無料提供されました・・・。シャワーも浴びれるしwifi完備だし最高です。30〜35ドル程度で一般の方も利用できます。空港内で食事をしてビールを飲んだらもうそのくらいの値段になりますよね。是非メンバーでなくとも利用されることをおススメします!



香港は17年ぶりの訪問ということになりますが、久々の香港は前回に比べ街が汚れ、英語スピーカーが減り、お洒落な人もいなくなり「中国化したなあ」というのが率直な感想でした。かつては「東洋の真珠」と称され、誰もが恋に落ちずにいられない、清濁併せ持つ魅力溢れた都市だった。中国返還後、本土から中国人が流入してこうなってしまったのでしょうね。とても残念に思いました。


そして、テルアビブに着いたとたんに空港内で目にしたこの看板。



ちょうど今回の戦争が始まり2週間ほど経ったところで日本へ向かいましたが、今回ほどイスラエルに早く戻りたいと思った旅はありませんでした。

ミサイルは降ってくるし、相変わらず文明的な国というにはほど遠い。戦争中の国なのに本気なの?と言われそうですが、私の家族と大切な仲間がそこに居て、イスラエルが世界中から誤解を受けている状況を共に戦っています。そして今私が強くシンパシーを感じるのは勿論、生活の拠点を置く場所に他なりません。

日本滞在中、今回の戦争についての報道を見てあまりの偏向報道にひっくり返りました。そして東京ではアンチイスラエルのデモが行われているというニュースも。

しかし、それが本当に日本人が今しなくてはいけないことなのですか?

原発関連ニュースについて、偏向報道が行われていることは納得し「マスゴミ」などと毒づいている方も、アンチイスラエルの報道になると急に鵜呑みにしてしまうのはなぜなのですか?

世界はユダヤ企業に操られているというようなファンタジーを信じ、あなたの生活を何も変えはしないデモに参加するよりも、電力利権に支配され、あんな大きな事故が起きたあとも原発を推進し、血税が投入されている祖国の現状にこそ異を唱えるべきなのではないですか?

イスラエルに住む人間は戦争ボケしています。現在の戦況を、地上戦が終わったからミサイルが飛んでくる日常に戻るだけだと笑っているほどに。

そして愛する祖国日本の民はあまりに平和ボケしている。それは、危機的なまでに。

今一度、この大変な時代の一員として生きている意味を良く考えてみてほしいと思わずにはいられませんでした。



ところで私は三姉妹の長女なのですが、今月よりすぐ下の妹が旦那さんの転勤でロンドン生活をはじめました。一番下の妹は東京暮らし。還暦すぎの母を実家に一人残して、皆それぞれバラバラに暮らしている状況は胸が痛いです。幸いうちは旦那が日本移住を希望してくれているので、数年以内に帰国を予定していますがそれもまだ決定事項ではありません。

しかし母はなんだかこの状況を楽しんでいるようで、ロンドンとイスラエル訪問にも強い意欲を見せてくれています。冗談で上司が妹を気に入って弟に紹介したいらしい、という話を母にしたら、

「長女はイスラエル、次女はロンドンで三女はオランダ?!素敵〜!いいじゃな〜い!」

だそうで!

さすが、母は強し!!



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テーマ:イスラエル
ジャンル:海外情報
2014年05月09日 (金) | Edit |
先週末、すでに39度を(幸いにして国外逃亡中に)記録したテルアビブ市からこんにちは!

イスラエルは公式に世界一祝日の多い国(笑)だそうですが、12月のハヌカ(クリックで別ウィンドウが開きます)から翌2月または3月(太陽太陰暦のため毎年変化)のプリム(クリックで別ウィンドウが開きます)の間3ヶ月ほどは大きな祝日はありません。プリムからひと月ほど経つとユダヤ教三大祭のひとつであるパスオーバー(ペサハ)、ホロコースト記念日、独立記念日と祝日目白押しです。

イスラエルの休日は開いている店なども限られ店も観光地も激混みでウンザリするため、この間は1、2週間ほど休暇を取って海外旅行に出かけるイスラエリーも少なくありません。前回記事(クリックで別ウィンドウが開きます)でも書きましたが、パスオーバーの時にオランダ旅行を思い立ったもののボニョさんのパスポートの更新が間に合わず断念。しかし諦めきれず、先週末〜今週頭の独立記念日の休みを利用して週末オランダ旅行に行ってきました。

自分は以前旅行したときに美術館などは見たし、旦那は「美術館に行く・・・? 俺を銃で撃ってから行け」なんてレベルで興味なし。という訳でひたすら街を歩き、コーヒーショップとレストラン、バーをハシゴする毎日。2人ともお互い分かるくらい肥えて帰って参りました。全行程天気にも恵まれ、とても楽しい旅行でした。

ここで唐突ですが、旅の評価。
(イスラエル、日本、オランダの順に価格と質を加味し採点、10点満点)

◎ 物価(以1・日6・蘭5) しかしイスラエルよりはるかに安い
◎ 食事(以1・日9・蘭9) どれをとっても素晴らしい。唸るレベル
◎ 宿泊(以4・日5・蘭2) カナルハウスへの理解必須
◎ 景観(以6・日8・蘭10) まるで夢のよう
◎ 民度(以1・日9・蘭7) 一般的に良い。悪いのはツーリスト
◎ 喫煙(以6・日1・蘭9) リラックス最優先。コーヒーショップ万歳
◎ 清潔(以1・日10・蘭7) ヨーロッパ標準も日本には及ばず
◎ 健康(以2・日9・蘭9) 徒歩&自転車天国のためデブがいない
◎ サービス(以0・日10・蘭8) 過剰ではないだけで無問題

【総合(以2・日8・蘭7) オランダ余裕で住める】

トーホグ人の私にとってはあの陰鬱な天気もなんだか落ち着いちゃうし♥︎太陽の国イスラエル出身の旦那は寒い寒いを連発してましたが・・・。


今回フライトはPegasusというトルコのLCCを利用しました。国際線LCCは以前Peachの関空—仁川空港を利用したことがあり、それが若干トラウマだったのですが、今回は食事が出ない以外に特に気になるようなことはありませんでした。勿論機内で飲食物が購入でき、その値段や質も納得いかないほど高くも悪くもないし、Pegasusは90%以上の定時運行を実現しているそうで、LCCといえば遅延が多いイメージでしたがそれもなし。他社マイレージプログラムとの互換性がないのが少々イタいですが、独自のポイントシステムがあります。


食っちゃ寝の日々で別段語るようなこともしてきませんでしたので(笑)写真のせときますね★

19世紀末に完成したネオゴシック様式のアムステルダム中央駅駅舎。美しい。
ちなみに東京駅のモデルであると言うのは俗説で間違いなんだそうです。似てますけどもねー。




戦没者慰霊日の街中。このあと街中で慰霊の行進をする市民に遭遇しました。



宿泊場所の近所の玄関脇。この木靴、日本で言ったらこけしとか北海道のクマの置物のようなイヤゲもの的位置づけだと思うのですが、可愛く飾ってありますよね。自国への愛を感じます。



カナルハウス。ホントにずっとこんな町並みなんですもの、何もしてなくてもウキウキ!



アコーディオンを弾くおじさん。悲しいメロディーがなんとも風景と合っていました。



アムステルダム中心地からほど近いところにあるVondelparkという公園。広々して美しい。



独立記念日。先月末のQueen's Dayからの流れでお祭り騒ぎ。国民は女王の日にはオレンジ色のものを身につけます。



飛行機雲で独立記念日を祝います。一日中続きました。



カナル。水面を渡る風が涼しく、つい水路沿いのベンチに腰を下ろしてしまいます。



比較的大きめの子ども2人収容可能。



エルディンガービール。ドイツビールで、イスラエルでも飲めますがさすが本場に近い分フレッシュ!のど越しが良くてスイスイ飲めちゃう〜暑すぎない天気ともマッチして、今回は沢山ビールを飲んじゃいました。



カナルハウスのカフェ。ご存知の通り、ひょろひょろと縦に長い建築のため階段がもんのすごく急です。階段の途中から見下ろすとこんな感じ。




ところで、旦那のすぐ上のお姉さんがロシア人と結婚したため、私にはユダヤ系ロシア人の義兄がいます。

ロシアでフィクサーの息子として何一つ不自由なく育ちましたが、15歳のときひとりで祖国を離れた後数年をオランダで過ごし、苦労してユダヤ人の還るべき場所イスラエルへ移住してきました。

その苦労体験のせいか家族をとても大事にするひとで、何かと私のことも気にかけてくれる大事な存在です。旦那とも、義兄弟というよりは親友といえる仲で、旦那の最後のオランダ旅行の相手は彼でした。今回もホテルやフライトを探すのを手伝ってくれたり、帰りは空港まで迎えにきてくれました。

実は今回の旅は、自分がイスラエルの仮ID(市民権)をやっと手に入れた2日後のことでした。事情があって2度のアポ延期があり、都合半年遅れてのID発行です。ラッキーな事に担当者がとても良いひとで、今までで一番リラックスした内務省での時間でした。あの場所では不条理に何度怒り叫び涙させられたことかわかりませんが、やっと少し落ち着くんだなーと思うと素直に嬉しいです。

毎回、内務省に出向く際には家賃や公共料金の支払い履歴、給与履歴、カップルで写っている写真、さらに友だち、家族によるデクラレーション(私たちの関係が嘘偽りないものである宣言書)などの指定された大量の書類を持参するため、すでに5センチを超える私たちのファイルが内務省には保管されています。今回はその義兄にデクラレーションを書いてもらいました。

「まずなにより私が言いたいことは、彼らはカップルである以前にベスト・フレンドである」

で始まるその文章に泣かされました。この国に来てあなたと家族になることができて本当に良かったよ、ありがとうアンドレ。


今回の旅で、そのベストフレンドは地図が読めないことが発覚したんですけどもね・・・。



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