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2012年06月24日 (日) | Edit |
日本の友だちに「イスラエル料理ってどんなの?」と聞かれることがあります。
実はこれ、とっても悩ましい質問です。


私自身も、5年前初めてこの国に遊びに来たとき、友だち夫婦に「イスラエル料理専門店で食べてみたいな」と言ったら「ううーん。。」と悩まれてしまいました。当時はこの国のことなどなにも理解していなかったので 「えっ?それ悩むとこ?!」 と驚きましたが、宗教行事の際に食べる伝統食やファラフェル、シュニッツェルなど幾つかの定番料理はあれど、基本イスラエル固有の料理というのはありません。

そもそも建国64年の若い国です。またユダヤの伝統はディアスポラ(世界離散)後も2000年も受け継がれ、安息日に火を使わないなどの戒律を守る方もまだまだ多いですが、さすがに料理は、定住した土地で手に入りやすいものにとって変わられたようです。毎日のことですし、こればかりは仕方のないことだと思います。

私だってほんとうは毎日、日本で食べていたような魚中心の食事がしたい。でも、この国で売られてる魚は不味くて食べる気になれない。シュークと呼ばれる市場に行けば新鮮な魚介類も手に入りますが、そんなに毎回遠くまで買い物にもいけない。そもそも日本食材が高すぎる。残念だけど、やっぱり無理なんです。

という訳で、我が家では「焼きそば」という名の焼きパスタ が食卓にのぼり、「大根と牛すじの煮込み」は大根の代わりに「コロラビ」という、ピッコロ大魔王みたいなカブ を使います。こんなヤツです(画像はwikipediaより)↓↓↓

コロラビ


ちなみに日本の100円ショップで売られている、小さめのカレールーがここでは500円以上。キューピーマヨネーズもそんなもの。業務用オタフクソースは1500円以上。味噌はマルコメだし入り400グラムが400円以上します。泣けますが、買えるだけマシ です。実際には、手に入らないもののほうが多く、きた当初はラーメンカツ丼恋しさに悶えた夜数知れず(涙)でした。いまもですけど!


という訳で、ユダヤ系イスラエル人は外食はさておき、家庭料理はそれぞれルーツの国でよく食べていたものが食べられています。例えば「アシュケナジ」と呼ばれる東欧系ユダヤ人の家庭では、スパイスを使わず鍋で煮込む系の料理が多い。ダシの概念もないので、なんだか どの料理も味付けはうすらぼんやりした感じ で、ソースやケチャップなどをかけて食べないと味気ないです。

対して西ヨーロッパ〜中東・アジアに移住した「スファラディ(ミズラヒム)」と呼ばれるユダヤ人の料理は、炭水化物!肉!豆!脂油!そして塩、スパイス、イエーイ!って感じの重たーい料理が多い。ボニョさんの家族は、イタリア領トリポリにルーツを持ちますが、実家の料理がまさにそれ。日本人にはイタリア料理好きが多いですが、実家飯もそれに近い「油によるコク」がポイントの料理です。

お陰様で実家飯、炭水化物肉豆油の「中学生男子」飯が多いですが、美味しいです。特にクスクスは絶品。気づけば 胃からはみ出るほどかっ込んでしまう、罪で危険な料理。さすがに最近は食べ過ぎない術を身につけましたが、以前はセーブできなくて、 次の日までお腹が減らないほど 食べていました。あの量を毎週末作っているのにはほんとうに頭が下がります・・・。

そういう訳でボニョさんはあぶらっこい煮込み料理が好きですが、私の作る煮込み系料理(肉じゃがや牛すじ煮込みなど)を食べると必ず「母親の料理と似てる・・・」と言います。以前は 「似てねーし」と完全スルー してましたが、コクのある料理だ、という意味で言っているんだと最近気づきました。


時々、この国に住んでいる日本人と集まって美味しい手料理を持ち寄る会をしているのですが、そのたびに「やっぱり、この国に美味しいものってあんまりないよね・・・」という話になります。それなりの値段を払えばそこそこのものも食べられますが、一般的に外食は高くて多くて美味しくない。コクがないんですよねどれも。で、味で満足感が得られない→量を食べてしまう、の悪循環。日本だと、ふたりで分けて丁度いいような量がサーブされます。

また、現在はそういった教育にも力を入れ始め、だいぶ知識も浸透してきたようですが、以前は料理指導や栄養素に関する教育が学校では行われていませんでした。そのため、日本人の感覚からすると信じられないような献立がまかり通っており、全般に栄養バランスが良くない。給食もありません。なので学校は午後1時半で終わり。ちょっとビックリしませんか?

お陰でイスラエル人、若い子はともかく、ちょっと年をとるとすぐに太り始めます。最近この国に移住してきた日本人看護師さん(同郷♡)が、イスラエルでも介護助手として働いていますが「重量級の患者さんを毎日相手にしているので、夜はぐっすり眠れます」と仰っていました。お、お疲れ様です・・・。


ところでボニョさんは料理が好きでわりとセンスもあり、最近は唐突にテレビで見たから、と凝った料理を作ってくれることもあり大助かり。基本のめり込んだらとことん、のオタク体質。最近は自家製パン作りに目覚め、週に数回パンやピザ、カルツォーネを焼いてくれます。道具にこだわるタイプのオタクでもあるので、 高性能で高額 なキッチン用品を欲しがるのが困りものなんですが…(;´д`)


そんな彼、ある日いきなり料理番組を見ながら 「ダシをとったら、ウマミがプラスされて美味しくなるんだ、それが日本料理の秘訣なんだろ!」 そういやテレビにうつってるシェフがやたら 「ウマミ、ウマミ」 と連発してるのには気づいてましたが、 ヘブライ語の野菜の名前かなんか と思ってました。

wikipwdiaによると「生理学的には、甘味、酸味、塩味、苦味、うま味の5つが基本味。うま味物質は、東京帝国大学教授だった池田菊苗によって、1908年にだし昆布の中から発見された。最初に発見されたうま味物質はグルタミン酸。」だそうで、 「UMAMI」は訳されることなくそのまま世界で使われている のでした。知らなかったー。


そういえば先日、タクシーの運転手がどこから?というので日本とこたえたらなんと、春樹文学&北野映画談義!「1Q84」ヘブライ語訳版は2までのリリースだそうで「えっ、ちょっと、だめだめ話しちゃ!ずっと続き待ってるんだから!」とにかく幻想的で、美しい文体に夢中だと絶賛。たけし映画に関しては「1作目は良かった。他は別にかな」って、ええ、私もそう思いますとも。

イスラエルのタクシードライバーって、ミズラヒムミュージック爆音でかけて、窓枠に片腕かけて鼻歌歌いつつ運転・ヘブライ語しか話せない、ってタイプが多いイメージだったんだけど、こういうタイプもいるんだね。以前は日本から来た、というと返ってくるのは「サムライ、ゲイシャ、フジヤマ」といった単語でしたが、近頃では「オタク・マンガ・オリガミ」等々…世界で使われている日本語も様変わりしていますね。



さて、実は更新が滞っていた理由の一つが転職です。前の職場は仲間も含めて大好きだったのですが、9時間労働が7時間労働になり、ベースサラリーアップ…という訳で6月からは新しい職場で働いています。

本社のある北の街へ数日間、電車で研修に行ってきました。初めての電車通勤!楽しかったけど、遠かった・・・駅も、駅の周りもなにもない街。

キッサリア駅

駅構内


先週、夏至がすぎましたね。これからますます暑くなるのに、日は短くなっていくなんて不思議。

夕焼け

ねこ



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テーマ:イスラエル
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