--年--月--日 (--) | Edit |
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
2014年07月19日 (土) | Edit |
日常生活を続けながら、空襲警報が鳴ればシェルターへ駆け込む。
そんな日々も、もう今日で12日目です。


イスラエルは7月8日から、イスラエル南部のガザ地区に本拠地を置くイスラム原理主義組織の過激派ハマスと戦争をしていることは皆さんニュースで見てご存知でしょう。
日本の家族や仲間からは安全を心配する声と、イスラエル側が悪魔のような攻撃をしているというニュスが流れているということで二重の心配をかけている状態です。まず、戦況も長引き疲れてはきていますが、私とイスラエルの家族は無事です。

テルアビブに住みはじめてからいままでの間、テルアビブに着弾するような事態は2度目となり、1度目は一昨年2012年の年末でした。その頃ガザ地区から飛ばされるミサイルは性能があまり良くないことで知られており、テルアビブへの着弾は狙われたというよりも、うっかり数発、出来の良いミサイルが到着してしまった、という感じでした。

しかし、今回は別です。ハマスは大量に武器をゲットしたらしくかなりの強気で、先日は夜9時にテルアビブに向けて沢山ミサイルを撃ち込む、と宣言してからの攻撃。我が家から至近距離で撃ち落とされ、不気味な爆発音と地響きが伝わってきました。

こちらは回戦9日目の朝、出勤間際に自宅にいたとき聞いたサイレンと爆撃音です。窓から撃墜されたミサイルなどは見えませんでしたが、音声だけでも聞いてみてください。




今回の戦争の多くの犠牲に心を痛めております。私たちもこのような状況下ですでに10日を超える生活、疲労がたまってきており、また市民が苛ついているのも感じます。
そんな中で、日本語で書かれたこの戦争に関する記事があまりにもパレスチナ偏向のものが多く、事実と違うことを日本国民が信じて、アンチ・イスラエルのデモまであったというニュースを見て悲しくなりました。戦争は事実ですが、伝えられている現実はまったく違う。少し、今回の戦争について説明します。


今回の戦争はそもそも、国境近くのエリアでイスラエル人の10代の学生が3人誘拐・殺害されたことからはじまりました。先に攻撃を仕掛けてきたのも、ハマス側です。イスラエルはガザ地区の住民を攻撃しているのではなく、ハマスのテロリストと戦っているのです。ではなぜ民間人に犠牲が出るのか?実はイスラエル軍は人道的視点から、攻撃対象(テロリストの潜伏場所やミサイル発射施設、武器倉庫など)のそばに民間人がいる場合、先にチラシを撒いたり電話をして住人に避難勧告しています。ハマスはそれを知って市民を人の盾として利用し、学校の地価を武器倉庫にしたり、狙われている建物の屋上に民間人を立たせたり、市街地の中にテロリストの拠点を作ります。

パレスチナ自治区内でもハマスへの反発は高まっています。これはハマスに関して良い印象があるか悪い印象があるかと言うアンケートで、ご覧の通りイスラエル国内のアラブ系住民の68%までもがハマスを嫌っている状態。同胞にまで見捨てられはじめている過激派テロリストたち、今回はエジプトが停戦に向けた仲裁に入りましたが、イスラエルが即承諾したのに対し、ハマス側は続行を決めそれから数日が経過しました。昨日は遂に地上戦へともつれ込み、イスラエル軍側にも死者が出ています。

10494815_10153387700672316_1447382176152016734_n.png


私はこの国に住み、普段はこの国のあれがきらいだ、ここが気に食わないと文句ばかり言っていますが、私の家族はイスラエル人であり、私自身この国のコミュニティの一員です。現地のことを良く知った上での批判というなら甘んじて受けます。しかし、一方的な偏見に基づいた報道を鵜呑みにしてデモまで起きている?それは断じて許されないことであります。しかし、アンチ・イスラエル報道に反旗を翻すことは世界を敵に回すようなこと。納得いかない報道があっても、私たち在イスラエル日本人は沈黙を貫いてきました。

そんな中、先週末のことです。昨年3月の参議院議員通常選挙にも出馬した、若者に影響のある政治活動家がアンチ・イスラエルの画像をSNSでシェアしていたのを見て、我慢がならず現実のイスラエルを知ってくださいと投稿したところ、在イスラエル日本人が次々と住民目線の実感に基づいた書き込みをはじめ、それまで安易にシェアします、と言っていた彼の支持者たちも次第に耳を傾けてくれ、最後には戦争に正義はなく、どちらが間違っているということは安易に発言できないが、事実を正しく認識して物事を判断するべきだ、というような論調で長い議論を終えました。

今回の戦争で、とても良かったと思うことがあります。私もイスラエル人男性と結婚した身、できれば世界的反イスラエルの風潮に、日本語でイスラエルの置かれている状態を発信できる立場から発信したいと言う気持ちになったこと。また、この国に住む日本人の暖かさ、愛情の強さ、思慮深さを知れ、連帯感を感じることができたこと。数はいませんが少数精鋭、自他ともに認めるクセの強い人情派が揃っていて、改めてこの人たちと同じ立場の同胞としていられることに感謝します。

極限状態にあると、人間の思考はシンプルになります。旦那は少々ボンクラでも元気であればよろしい。子どもたちだって、ちょっと出来が悪くてもたっぷり愛情を浴びて、ハッピーでいるのが一番。人間関係、気楽に、あったら5分でみんな友だち。そんな風に大らかに考えるようになった。

そしてこの考えがそのまま具現化したのがイスラエリー。要領が悪くて、おっちょこちょい。細かいことは、まったく気にしない。でもいざという時の連携はすごい。家族と、国は自分たちが守るという気概に満ちている。それがイスラエル人です。日本の昭和30年代のような感覚でコミュニティが機能している。困った人や病人はみんな放っておかない。小さな国で、国民は皆素朴で平和を望んでいます。イスラエルは、戦争が好きな悪魔のような国ではありません。

昨夜も長い警報が2回鳴り、立て続けに数発が極めて我が家に近い場所で撃ち落とされました。今後の戦況はまだ分かりません。戦争では、自陣営の被害を減らすことと、相手により大きなダメージを負わせることが大正義です。力の差があれば、弱い方に犠牲が出ます。私たちはまだ、国防軍やアイアン・ドーム(地対空対ミサイル迎撃システム)に守ってもらっていますが、ガザのアラブ人たちはハマスに人の盾として利用され、十分な支援もなく恐ろしい思いをしていると思います。一日も早い事態の収束を心より願っています。


近所の恐ろしく愛想のいい猫、ノブレス。名前を呼ぶと、テケテケ駆け寄ってきてでーんと腹を見せまくります。




イスラエルに本格的な夏が来ました。空はいつだってこんなに綺麗です。この空にミサイルが飛び、爆撃音が響いている。早く平穏に暮らしたいです。





♥ 絶賛、ランキング参加中です ♥

人気ブログランキングへ にほんブログ村 海外生活ブログ イスラエル情報へ 

クリックしてもらえたら嬉しいです

スポンサーサイト
テーマ:イスラエル
ジャンル:海外情報

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。